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2007年1月 4日 (木)

先代ランの思い出その3(終章)

45g2tve9  父の死後も、ランは「ご飯ですよ」の札を咥えてよく母を呼びにいってくれました。そのときばかりは母も「ランちゃん、お使いしてくれたん!」と明るい声を出し、食欲がなくても居間に顔を出しました。ランがいなければ、母はずっと部屋に引きこもっていたかもしれません。優しい笑顔でずいぶんと母の寂しさを癒してくれました。
 7月末、私は一泊二日の社員旅行に出かけましたが、旅先から「ランは大丈夫?」とメールを送った記憶があります。おそらく、すでにかなり弱っていたのでしょう。
 8月初旬、朝六時ころ、主人に呼ばれて庭に出ていくと、散歩から帰ったランが倒れていました。途中で呼吸困難になったのですが、抱いてやろうとする主人の手を拒んで、必死で家までたどりついたのだそうです。舌は紫色に変色していました。少し落ちついてから主人と二人でバスタオルに載せて、家の中まで運びこみました。以降はほとんど餌を食べなくなり、水ばかり飲んでいました。散歩には行けなくなりましたが、玄関の扉を開けると、自力で庭に出てオシッコだけは済ませました。

Bv6fwo9b  8月10日から16日まで、私は仕事で家を留守にしました。帰宅したときにはランはちょっと尻尾を振るくらいで、もう顔は上げてくれませんでした。
 8月18日から20日まで、すぐにまた出張に出なければなりませんでした。
今度は明後日帰ってくるから待っててね
 そう言い残して出かけました。
 そして、ちゃんとランは待ってていてくれました。帰宅したとき、何日かぶりに顔を上げて尻尾をぶんぶん振って喜んでくれたのが忘れられません。
 その20日の晩と21日は、人の気配がなくなると寂しそうにクンクンと鳴きました。呼吸がだいぶん苦しかったのでしょう。「もう家族みんなそろったから安心してええよ」と声をかけ、なでてやると鳴きやみました。
 そして8月22日の朝、自力で立って庭でオシッコを済ませたあと、玄関のたたきに倒れこむように横たわりました。
 出勤前、「よう頑張ってくれたね。ありがとう。しんどかったら、もう(帰りを)待たんでええからね」と声をかけました。

3auhnfol  その日の昼休み、母に電話をすると、ランは自分で身体の向きを変えて水を飲んだ、と明るい声で報告してくれました。けれど、その直後、母から悲鳴のような声で電話がかかってきました。「もうあかんねん、ランが。ああ、どうしよ? もうあかんねん!」
 母の涙声を聞きながら、ただ「(辛い思いをさせて)ごめん。(看取ってくれて)ありがとう」を繰り返すしかありませんでした。
 帰宅したとき、ランの姿に思わず見とれました。それまで毛並みも汚れ、顔も苦しげだったのが、3歳も5歳も若返ったようにキレイな伏せの姿で眠っていました。母か主人が身体を拭いて、姿勢を整えておいてくれたのかと思いましたが、そうではありませんでした。それを見て、悲しいというより「楽になってよかったね。よう頑張ってくれたね」という思いばかりがこみあげました。(真夏なので保冷剤が山のように必要でした。足りなくなるかとちょっと焦りました)

Hb24n9pn  すでに夜の8時を過ぎていましたが、まるでランを自分の犬のように可愛がってくれたココママさん夫婦に旅立ったことを伝えました。すぐにお花を持ってお別れに駆けつけてくださいました。
 翌日、保健所が遺体を引き取りに来てくれることになりました。私は出張明けで仕事を休めませんが、まだ父の死から立ちなおっていない母一人に見送らせるのはあまりに酷です。姉に無理を言って引き取りのときだけ立ち会ってもらうことにしました。話を聞いた甥っ子までが仕事の昼休みに抜けだして、一緒に見送ってくれました。
 近所の男の子兄弟がお花とメッセージつきのボールを備えてくれました。
 古い知人から心のこもったお悔やみの手紙が届きました。
 ココママさんは最後にもう一度お別れに来てくれました。
ランはなんて幸せな犬だったんだろう」と、いまもその思いで胸がいっぱいです。

Mg7tmor6  主人は「ランは最後まであんまりに立派すぎて見事すぎて、悲しいという気持ちになれへん」と言いましたが、おそらく本音だろうと思います。私もランを思い出すたび、大好きだった父といっしょに軽やかに雲の上をお散歩する姿を思い浮かべます。得意げに自慢の尻尾を揺らしながら、父の顔を見上げて。父もランも思い通りにならない身体を捨てて、最高に幸せそうな笑顔です。

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おじいちゃん、ランが来てくれて良かったね!
ラン、おじいちゃんが待っててくれて良かったね!

 何度、心でそう呼びかけたかしれません。きれい事に聞こえるかもしれませんが、正直な気持ちです。

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 なかには不慮の事故や病気で、ペットを亡くされる方もいらっしゃるでしょう。その辛さ、やるせなさは察するにあまりあります。それを思えば、ゴールデンにしては12年という長い生命を最後まで見守れたのは、なんと幸せなことか。ただ、その幸運を感謝するばかりです。


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生前、ランを可愛がり、愛情をもって接してくださったすべての方に心からお礼を申し上げます。そして、いまこうして、ランの最後を私とともにもう一度、見届けてくださったすべての方に、心からありがとうを。
 長い繰言に最後までお付き合いいただき、ほんとうにありがとうございました。
 ランの思い出を胸に、モモとの楽しい暮らしがはじまりました。これからもよろしくお願いいたします。

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コメント

リリーママさん はじめまして。ご訪問、ありがとうございます。 リリーちゃんのブログも拝見させていただきました。ちゃんと会社に出勤して、お仕事(?)してるんですね。エライ! ご家族の一員となって愛情たっぷりに暮らしている姿が素敵です。 ベスちゃんの最期、胸が熱くなりますね。きっと言葉にならないたくさんの「ありがとう」を伝えたかったのでしょう。心安らかに、それまでの暮らしを感謝して旅立ったのでしょう。 ほんとうにワンちゃんたちには、こちらが教わることばかり。 ぜひまた遊びにいらしてくださいね。長々とした思い出話を最後まで読んでいただき、ありがとうございました! 

モンちゃんの愛らしい姿を見にちょくちょくお邪魔しています。ランちゃんの想い出を読んで以前飼ってたペスのことを思い出しました。さびしい思いをさせたのかな。ランちゃんのように愛情を注いであげられたのかな。そんな気持ちでいっぱいです。犬の死に方は本当に立派だと思います。ペスの場合は死ぬ間際動けない体をひきずり、わたしの周りをぐるっと回って小屋に入り、頭を奥にして横たわりました。「最後のあいさつ」をしたのだとはっきり分かりました。絆というか、気持ちを大切にするというか、ペスに教えてもらったことはたくさんあります。

willymamaさん 私の一人語りをいつも丁寧に読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。 もっと楽に逝かせてやれたんじゃないか、飼い主としてもっとやれることがあったんじゃないか、というお叱りは覚悟の上で書きました。これが私たちとランの生き方であり、逝き方です、と。 willyくんはまだまだ元気で可愛いさかり! いつか必ず別れの日は来ますが、それまでたくさんの思い出を作ってくださいね。 willymamaさんのおっしゃるとおり、一つ一つの思い出が、残してくれた笑顔のすべてが宝物です。 モンにたいして変な遠慮があってランのことはあまり書かずにいたのですが、いまwillymamaさんのコメントを読んで胸のつかえが取れたような気がします。 ほんとうに最後まで読んでくださって、ありがとう!

ランちゃんのこと、ずっと知りたいと思っていました。ブログを開いたらランちゃんの思い出がたくさん・・・今一冊の本を読み終えたような、感動というか、切ない気持ちでいっぱいです。涙がこぼれて、止まりませんでした。きっとウィーとランちゃんが重なって見えてしまったんだと思います。そしてランちゃんも大好きになりました。本当にお父様とランちゃんの事でつらい時を乗り越えてきたんですね。chakiさん、お疲れ様でした。これからはモンちゃんにいっぱい幸せをもらって、癒されてうんと楽しんでね。お世話は大変でも、それ以上のかけがえのない素晴らしい宝物だものね。

母が体調を崩したり、私が留守だったりと、ほんとうにいろいろお世話になりました。どれほど助かったかしれません。ランが幸せな最期を送れたのも、ココママさん夫婦の協力があればこそでした。この場を借りて改めて御礼を言いますね。ほんとにありがとう! これからもよろしくね!

ご両親が入院されたりして・・・なんとなくお邪魔する機会が余計に増え お散歩も行きました。バッグ銜えて近所を案内してくれ最後は畑に行こうと誘ってくれました。帰ろうとしてもなかなか帰らず尻尾フリフリ楽しそうでした。亡くなる前日にお邪魔して帰る時 玄関で横たわって動けず・・・「また来るからね」とまたいでしまいました。通ることできないとはいえ ごめんなさいね。うちが新旧交代して 今度はランちゃんからモンちゃんへ・・・思い出は増え・・・いつも自慢話・・・これからも続くでしょうね

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